締結部材の発注書におけるEN 10204 3.1と3.2証明書:それぞれが証明すること、検証者、記載すべき内容
EN 10204の3.1は、製造から独立した製造者の検査代表者によって検証されます。3.2は、特定の検査文書に署名する追加の指定検証者を伴います。汎用的なミルテストレポートは商取引用語にすぎず、いずれのタイプも自動的には満たしません。発注書ではタイプを明示的に名指しする必要があります。3.2を選ぶ場合は、生産前に指定し検査計画を合意してください。既存の3.1が転換できるとは仮定できません。
ミルテストレポートは証明書タイプではない
締結部材のロットに添付される文書はMTRやMTCと呼ばれがちです。これらは商取引用語であってEN 10204の証明書タイプではなく、サプライヤーがそう呼んだからといって報告書が3.1になるわけではありません27。文書がタイプ3.1として認められるには、それを明示し、具体的な検査結果を記載し、製造者による検証を示すことが必要です27。発注書が失敗するのはここです。「材質証明書」とだけ求める条項では、検証レベルを何も特定していません。受け取る書類が、自社の品質計画が想定する水準を下回っている可能性があります17。タイプを発注書に明記し、受け取った文書をその文言に対して照合してください。
3.1と3.2は誰が検証するのか
両タイプの違いは、検査結果に誰が署名するかであり、証明書の用紙ではありません。これによって、見積を依頼するサプライヤーが実際に提供できるタイプが決まります。
| 証明書タイプ | 検証者 | 発注書が課すこと |
|---|---|---|
| EN 10204 3.1 | 製造から独立した製造者の検査代表者 | 第三者検査は不要 |
| EN 10204 3.2 | 3.1の検証に加え、特定の検査文書に対する追加の指定検証者 | 生産前に指定し検査計画を合意 |
発注前にサプライヤーがタイプを支えられるか確認する
有効な3.1は、製造者が生産の外に置かれた検査機能を持つことに基づきます。ISO 9001品質システムが担うよう設計された管理そのものです2722。初回納品後ではなく、発注前に尋ねてください。
- サプライヤーが認証済み品質システムを保有し、証明書を提示できることを確認する。
- 検査文書に誰が署名し、その役割が製造の外部に報告先を持つかを問う。
- 鋼塊番号から完成部品までのロットトレーサビリティをどう維持するかを問う。
- 見積の時点で証明書タイプの確認を求め、コミット前に供給可否を決めておく。
証明書に求めるべきデータ項目
証明書は、納入ロットと照合する項目を備えて初めて検証可能になります。これらはソースが締結部材の材質証明書について挙げる項目であり、いずれも3.1や3.2固有のものではありません。タイプに関わらず要求してください1926。
- 鋼種、鋼塊番号、化学成分、機械的性質。
- 引張・降伏・伸びの試験結果、該当すれば硬さ。
- 適用した試験規格と、役職付きの権限ある署名。
- 証明書上の鋼塊番号が部品の物理的刻印と一致していること。
3.2を選ぶことで負うこと
タイプ3.2は、発行済みの3.1から自動的に導かれません。追加の代表者・検査者は当該の検査文書を検証する必要があるため、タイプは生産前に指定し、その時点で検査計画を合意しなければなりません27。ロット製造後に3.2を求めるのは、計画になかった検証工程を求めることです。コスト面は現実ですが、このエビデンスではEN 10204について定量化されていません。溶融亜鉛めっきに比較例があります。検査と文書の義務が追加されるASTM F2329は、より単純なASTM A153に対して10〜25%のプレミアムを伴うと報告されています4。これは追加検査が負いうるコストの類推として扱い、3.2対3.1の差額として扱わないでください。
自社の製品規格に対して要件を確認する
このエビデンスのどこにも、締結部材でどの用途や規格が3.1ではなく3.2を要求するかは示されていません。検証のヒエラルキーは明確です。3.2は独立した検査を伴い、2.1のような製造者宣言は重みが下がります17。しかし3.2へ引き上げる引き金は、証明書規格そのものではなく、顧客仕様や製品規格から来ます。発注書のための手順は、適用規格の要求を読み、そのタイプを明示し、そのうえでサプライヤーと検査計画を合意することです。規格が沈黙していれば、選択は社内で正当化する義務を負います。ソースは代わりに判断しません。
よくある質問
締結部材のEN 10204 3.1と3.2証明書の違いは何ですか。誰が発行でき、発注書は何を要求すべきですか。
EN 10204の3.1は、製造から独立した製造者の検査代表者によって検証されます。3.2は、特定の検査文書に署名する追加の指定検証者を伴います。汎用的なミルテストレポートは商取引用語にすぎず、いずれのタイプも自動的には満たしません。発注書ではタイプを明示的に名指しする必要があります。
購入担当者は見積依頼の前に何を確認すべきですか。
対象モデルと仕向市場について、証明書番号、発行機関、適用範囲、有効性を要求してください。単位、試験条件、構成の前提を含む完全な仕様書を要求してください。同じ要件を各候補サプライヤーに送り、用途にとって重要な条件で回答を比較できるようにします。
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情報源 · 27
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